ケイリブ・クラーク
オールブラックス注目選手紹介
ケイリブ・クラーク
Caleb CLERKE
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生年月日
1999年3月29日
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所属
ブルーズ
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ポジション
WTB(ウィング)
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身長/体重
189cm/107kg
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ニュージーランド代表キャップ
11
※2022年10月11日時点
伝説的WTBロム-を彷彿させるフィジカルに長けた若きランナー
「新生ジョナ・ロムー」の呼び声高い、体格を活かした相手のディフェンスを寄せつけないダイナミックなランでトライを奪う若きウィンガーだ。
ラグビーの名門・マウントアルバートグラマー高校時代は、オークランドの陸上大会で短距離走のチャンピオンでもあった。卒業後はブルーズの育成で力をつけて、2018年にブルーズへ加入し、ワラターズ戦でデビューを果たした。2017年、18年はU20ニュージーランド代表としてワールドラグビーU20チャンピオンシップにも出場した。
2020年は東京オリンピックに向けたニュージーランド7人制代表候補に選出されたため、ブルーズのスコッドから外れたが、延期となったため、スーパーラグビーアオテアロアでチームに復帰。開幕のハリケーンズ戦でトライをあげるなど強烈なインパクトを残した。
その活躍でオールブラックスのスコッド入りを果たし、同年10月のブレディスローカップで初キャップを獲得。第2戦では先発出場し、MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にも輝く活躍を見せた。
ブルーズでも主力として定着し、2022年のスーパーラグビーパシフィックでは7トライを挙げるなどチームの準優勝にも貢献。2021年はオリンピック出場を目指したため、オールブラックスでの出場はなかったが、2022年のザ・ラグビー・チャンピオンシップで復帰すると全試合に先発出場し、2トライを挙げた。2023年ワールドカップの活躍が大いに期待されているWTBだ。
◆サモアにルーツを持ち、父親は元オールブラックスのBK(バックス)で、日本のリコーでもプレーしたエロニ・クラークだ。叔母のシェリルも7人制のニュージーランド代表だった。ピアノが趣味で、コロナのロックダウン中に腕を磨いた。
TEXT by 斉藤健仁