リーコ・イオアネ
オールブラックス注目選手紹介
リーコ・イオアネ
Rieko IOANE
-
生年月日
1997年3月18日
-
所属
ブルーズ
-
ポジション
CTB(センター)/WTB(ウィング)
-
身長/体重
189cm/103kg
-
ニュージーランド代表キャップ
56
※2022年10月11日時点
チームを牽引する中盤のラインブレイカー
17歳の若さでニュージーランドのセブンズ代表に選ばれ、ワールドシリーズウェリントン大会で2トライを挙げて鮮烈デビューを飾った。その勢いのまま、兄のNO8アキラとともに2016年のブルーズでデビュー。瞬く間にスターダムにのし上がり、2016年のリオオリンピックにも出場した。
そして2016年11月にオールブラックスでは、当時史上8番目の若さとなる19歳239日でデビューを飾った。2017年はジュリアン・サヴェアに代わり、オールブラックスとしてほとんどの試合に先発出場し10トライを挙げ、ワールドラグビーのMVP候補にも選出、新人賞に輝いた。
2018年もスーパーラグビーでは低迷するチームの中で気を吐き、10トライを挙げ、オールブラックスでも中心選手として活躍。2年連続でワールドラグビーMVPにノミネートされた。
ただ、2019年ワールドカップでは低迷してしまい、わずか3試合の出場で1トライに終わった。翌年のスーパーラグビーではWTBだけではなく、主にCTB(センター)としてプレーし、チームを牽引する存在としてひと回り大きく成長。その後はオールブラックスでも主力として再び定着し、中盤のラインブレイカーとして大きな輝きを放っている。
◆サモア代表だった父エディーはリコーの選手としても活躍し、リコー時代にお世話になった元日本代表・水谷眞さんの娘(レイコ)の両方にちなんで「リーコ」と名付けたという。兄のアキラは日本生まれで、やはり水谷さんの息子の名にちなんだ。母のサンドラもブラックファーンズの選手だった。趣味はスニーカー集め。ラグビー選手にならなかったら歌手になりたかったという。
TEXT by 斉藤健仁