ブロディ・レタリック

オールブラックス注目選手紹介

ブロディ・レタリック

ブロディ・レタリック

Brodie RETALLICK

  • 生年月日

    1991年5月31日

  • 所属

    チーフス

  • ポジション

    LO(ロック)

  • 身長/体重

    204cm/118kg

  • ニュージーランド代表キャップ

    98
    ※2022年10月11日時点

元神戸製鋼。身長2mを超す世界最高峰のLO

長身を生かし、ラインアウトでプレッシャーをかける空中戦のスキルを持つ。また、アタック力と高いディフェンス力を兼ね備え、加えてパワーと機動性を併せ持つLOだ。

クライストチャーチボーイズ高校からホークス・ベイで、国内リーグの州代表選手権でプレー。その後も各カテゴリーでのオールブラックスを経験し、2011年のジュニア世界選手権に出場し、2012年にチーフスでスーパーラグビーデビューを果たすと、シーズン終盤にはすでにレギュラーのLOとして定着した。

スーパーラグビーでの活躍が認められて、2012年の6月にオールブラックスへ初招集され、アイルランド代表戦でキャップを獲得。そこからはほとんどのテストマッチに出場している。2014年にはサム・ホワイトロックとオールブラックスで不動のLOコンビとなり、その年のワールドラグビーにおける年間最優秀選手賞を最年少で受賞したが、この記録はいまだに破られていない。

2015年のワールドカップで主力選手として、準々決勝のフランス戦でトライを取るなど優勝に貢献。オールブラックスのレジェンド、コリン・ミーズと並び称されるオールブラックスのLOとして地位を確立した。

2017年は家族の不幸があり、シーズン後半は代表戦には出場しなかったが、2018年のスーパーラグビーで活躍し、オールブラックスにも復帰。2019年のワールドカップ後、サバティカルが認められて神戸製鋼に加入し、2シーズントップリーグでプレーした。

2021年にチーフスへ復帰し、秋にはオールブラックスでも再びプレー。今年はケガもあったがザ・ラグビー・チャンピオンシップの途中で復帰し、秋には100キャップの節目を迎えそうだ。

◆叔父のジョン・アッシュワースも元オールブラックスのPR(プロップ)だった。ラグビーをやっていなければバスケットボールの選手になりたかったといい、プレッシャーに強いバスケットボールの名選手コービー・ブライアントを敬愛している。クルージングとクラシックカーが趣味。看護師の妻との間に娘が2人いる。

TEXT by 斉藤健仁

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