リッチー・モーウンガ
オールブラックス注目選手紹介
リッチー・モウンガ
Richie MO’UNGA
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生年月日
1994年5月25日
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所属
クルセイダーズ
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ポジション
SO(スタンドオフ)
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身長/体重
176cm/83kg
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ニュージーランド代表キャップ
41
※2022年10月11日時点
パス、ラン、キックと3拍子揃った司令塔
サイズこそ大きくないが、キック、パスといったスキルに長けて、ラインブレイカーとしても力のあるSOだ。2016年にスーパーラグビーデビューを果たすと、司令塔だったダン・カーターの跡を継いで、クルセイダーズの10番に定着し、チームの絶対的司令塔としてプレーし続けている。
2017年11月、バーバリアンズのメンバーとしてトゥイッケナム・スタジアムでオールブラックスと対戦しトライを決めると、そのままオールブラックスに召集された。2018年6月のフランス戦で初キャップを獲得、ザ・ラグビー・チャンピオンシップのスコッドにも選ばれ、アルゼンチン戦では先発出場も果たした。2018年秋の日本代表戦でも素晴らしいパフォーマンスを見せて、SOのポジション争いに名乗りを上げた。
2019年はクルセイダーズの10番としてチームの3連覇に大きく貢献。その勢いのまま、2019年ワールドカップには正SOとして試合に出場したが、オールブラックスを3連覇に導くことはできなかった。2020年のスーパーラグビーアオテアロアでは、優勝に貢献するだけでなく、99点で得点王に輝いて最優秀選手賞を獲得。今年のスーパーラグビーパシフィック優勝にも導いている。
オールブラックスでも10番として試合に出ることが多く、2023年ワールドカップに向けて年々、経験を積んでいる。クルセイダーズだけでなくオールブラックスも優勝に導くことができるか。
◆自身はニュージーランド出身だが、父はトンガ、母はサモア出身である。妻のソフィーさんの姉は元オールブラックスPRオーウェン・フランクス夫人だ。2020年8月に長女ビリー・マリー、2021年9月に長男マーレー・ルイが誕生し、2児の父となった。
TEXT by 斉藤健仁