アーディ・サヴェア
オールブラックス注目選手紹介
アーディ・サヴェア
Ardie SAVEA
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生年月日
1993年10月14日
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所属
ハリケーンズ
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ポジション
FL(フランカー)/NO8(ナンバーエイト)
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身長/体重
188cm/100kg
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ニュージーランド代表キャップ
67
※2022年10月11日時点
激しさとリーダーシップを合わせ持つベテランバックロー
もともとはBK(バックス)の選手だったが、高校卒業後、ウェリントンでプロのキャリアをスタートさせる時にFW(フォワード)へと転向した。最初はセブンズのニュージーランド代表に選出され、2013年に兄ジュリアンと同じスーパーラグビーのハリケーンズと契約した。
オールブラックスには同年秋のヨーロッパツアーに帯同したが、プレーすることはかなわなかった。2013年、ニュージーランドのU20年間最優秀選手賞を授与された。2016年のリオオリンピック前にセブンズの代表を離れると、その年の6月にウェールズ代表戦で、オールブラックスとして初キャップを獲得した。
代表選手としては激しいポジション争いやケガもあり、コンスタントには試合に出場できなかったが、2019年はスーパーラグビーで活躍。初のワールドカップにも出場し、3位入賞に貢献。2019年は国内最優秀選手に選ばれて、ワールドラグビーの最優秀選手候補にもノミネートされた。
高校時代もキャプテンを務めるなど、かねてからリーダーシップは評価されていたが、2021年、ハリケーンズのキャプテンとなり、オールブラックスでもキャプテンを務め、歴代70人目のキャプテンとなった。現在もサム・ケインに代わりキャプテンを務めることも多く、リーダーシップと激しさを合わせ持つバックローとしてチームをまとめる存在だ。
◆元オールブラックスの兄ジュリアンは「ジョナ・ロムー2世」と言われていたWTB(ウィング)。父方はサモアにルーツを持つ。ビヨンセの大ファンでもあり、音楽好き。ラグビー選手にならなかったら、ファッションデザイナーか教師になりたかったという。現在は自身のブランドも展開している。2018年にフィジーで挙式したサスキア夫人との間に長女コービー、長男キーオン、9月に誕生した次男コーヴ・マシーナ・ムーンがいる。2匹のシベリアンハスキーを飼っていて、名前はコータとカイロだ。
TEXT by 斉藤健仁