シャノン・フリゼル
オールブラックス注目選手紹介
シャノン・フリゼル
Shannon FRIZELL
-
生年月日
1994年2月11日
-
所属
ハイランダーズ
-
ポジション
FL(フランカー)
-
身長/体重
195cm/108kg
-
ニュージーランド代表キャップ
21
※2022年10月11日時点
空中戦にも強い、スキルフルなブラインドサイドFL
オーストラリアに住むウェールズ人の父、トンガ人の母を持ち、養親の下、トンガで育った。最初はサッカーをやっていて、ゴールキーパーとしてトンガU17代表にも選ばれた経験もある。2011年、17歳の時にアピフォウ・カレッジでラグビーに転向すると、すぐに頭角を現し、2014年にはU20トンガ代表に選出されてジュニアワールドトロフィーに出場した。
2015年、タスマンと育成契約してニュージーランドへ渡る。2018年にハイランダーズでスーパーラグビーデビューを果たすと、一気にブレイクし、その年の6月にオールブラックスへ招集され、フランス代表戦で初キャップを獲得した。そのまま、ザ・ラグビー・チャンピオンシップのスコッドにも入り、3試合に先発した。
2018年秋のテストマッチには呼ばれなかったが、2019年のスーパーラグビーでは6トライを挙げる活躍を見せ、再びオールブラックスに復帰したが、ワールドカップのスコッドからは外れてしまった。ただ、FLルーク・ジェイコブソンの脳震盪により、大会直前に召集され、先発3試合を含む4試合に出場して経験を積んだ。
その後はハイランダーズでも中軸としてプレーし、オールブラックスの6番としても定位置を確保しつつある。2023年ワールドカップでは、6番として試合に出続けて優勝に貢献したい。
◆ワールドカップに追加招集される直前、タスマンの試合前のプロモーションのため、牛の着ぐるみを着ていたという。兄タイソンはラグビーリーグのスター選手で、オーストラリアで活躍している。日本代表NO8姫野和樹がハイランダーズでプレーしていた頃は良きライバルだった。
TEXT by 斉藤健仁