ボーデン・バレット
オールブラックス注目選手紹介
ボーデン・バレット
Beauden BARRETT
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生年月日
1991年5月27日
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所属
ブルーズ
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ポジション
SO(スタンドオフ)/FB(フルバック)
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身長/体重
187cm/92kg
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ニュージーランド代表キャップ
109
※2022年10月11日時点
世界最優秀選手に2度輝くニュージーランドを代表するスター
2016年、2017年の2年連続ワールドラグビー最優秀選手賞に輝いたスター選手で、2021年シーズンはトップリーグでプレーしたことでも有名だ。キックを交えた冷静なゲームコントロールだけでなく、隙があればスピードあるランでトライを取る決定力も高い攻撃的な選手だ。
2010年にタラナキで州代表選手権デビューすると、2011年からハリケーンズでプレーし、すぐに2012年にはオールブラックスで初キャップを獲得した。2015年のワールドカップでも、WTB(ウィング)や、FB(フルバック)として5試合に出場して優勝に貢献した。
大会後にダン・カーターが代表から去った後、オールブラックスの10番を背負い、またハリケーンズでは司令塔としてチームを牽引。2016年は223点を挙げてスーパーラグビー得点王に輝き、チームに初優勝をもたらした。
2019年ワールドカップでは主にFBとして出場し、初戦の南アフリカ代表戦や、準々決勝のアイルランド代表戦でPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に輝いた。3連覇は逃したものの、黒衣軍団の中心選手としてプレーした。
2020年は出身地に近いブルーズに移籍したが、1月に開幕したスーパーラグビー前半は休養に充てた。その後、6月に開幕した国内大会の「スーパーラグビーアオテアロア」に出場すると、低迷していたチームを優勝争いさせた。2021年1月からはサントリーでプレーし、SOとしてチームの司令塔となり活躍。優勝は逃したものの得点王とベスト15に輝いた。
昨年10月のウェールズとのテストマッチでオールブラックスとして100キャップを達成。脳しんとうに苦しんだが、オールブラックスでコンスタントに試合へ出場しており、3度目のワールドカップ出場を目指している。
◆5人兄弟&3人姉妹の大家族。弟のLO(ロック)スコット、万能BK(バックス)のジョーディーもオールブラックスで一緒にプレーしている。趣味は釣り。ラグビー以外ではテニスのロジャー・フェデラーに憧れている。尊敬する選手はハリケーンズやオールブラックスで一緒にプレーしたCTB(センター)コンラッド・スミス。会計士の女性と結婚し、2020年に誕生した長女ビリー・ローズがいる。とんこつラーメンが好物だ。
TEXT by 斉藤健仁