ジョーディー・バレット
オールブラックス注目選手紹介
ジョーディー・バレット
Jordie BARRETT
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生年月日
1997年2月17日
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所属
ハリケーンズ
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ポジション
CTB(センター)/FB(フルバック)
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身長/体重
196cm/101kg
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ニュージーランド代表キャップ
45
※2022年10月11日時点
愛称は「うどん」。年々、存在感が増しているバレット兄弟の末っ子
ラグビー一家の末弟として生まれた長身のユーティリティーBK(バックス)だ。ラン、キックのスキルが高く、ハイボールキャッチにも強みを見せる。ワールドラグビー年間最優秀選手に2年連続輝いた司令塔の兄ボーデン(ブルーズ)、LO(ロック)の兄スコット(クルセイダーズ)と一緒に2019年のワールドカップにも出場した。
2016年、19歳で兄ボーデンと同じハリケーンズと契約し、翌2017年の日本で行われたサンウルブズ戦でFBとして先発出場、スーパーラグビーデビューを果たした。以降、ネヘ・ミルナー スカッダーに替わりレギュラーの座を獲得し、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦でもトライを演出するなど、ハリケーンズの歴史的ドローに貢献する活躍を見せた。
代表のキャリアとしては、2016年にU20ニュージーランド代表に選出され、イングランドで開催されたワールドラグビーU20チャンピオンシップに出場すると、その年のオールブラックスの秋のヨーロッパツアーに練習生として帯同した。
2017年6月に、サモア戦、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦に向けてのスコッドとして、ボーデン、スコットの兄2人とともにオールブラックスに召集され、ボーデンの代表50キャップ目となるサモア戦で途中出場し初キャップを獲得した。ライオンズとの第3戦ではFB(フルバック)として先発出場し、代表初トライも挙げている。
2019年のワールドカップはカナダ代表戦に3兄弟で先発。ナミビア代表戦ではSOとして出場するなど5試合に出場したが、タイトルは獲得することができなかった。主にFBとしてオールブラックスにも定着し、キャップ数も50に届くほどになった。2023年ワールドカップは中軸の1人となることは間違いないだろう。
◆元オールブラックスのコンラッド・スミスは子供の頃のアイドルで目標とするプレイヤーだ。ラグビー選手以外ではテニスのロジャー・フェデラーを尊敬している。色白でひょろっとしていることから家族からは「うどん」と呼ばれている。スポーツ万能で、クリケットとゴルフも趣味。クリケットではラグビー選手のチームで大会にも出るほどの腕前だ。
TEXT by 斉藤健仁