ブリオンヌ・バトラー

アメリカ・ルイジアナ州出身で、7歳の頃にバレーボールを始める。2016年にテキサス大学オースティン校へ進学し、同年のU-21パンアメリカンカップではベストミドルブロッカー賞を受賞。NCAA女子バレーボール選手権で2度の準優勝を果たす。2019年にはアメリカのシニア代表に初選出され、パンアメリカンカップで金メダルを獲得した。

卒業後はインドネシアの『Gresik Petrokimia』に入団し、準優勝に貢献。2022-23シーズンにはイタリア・セリエA1の『キエーリ'76』へ移籍し、翌シーズンはブラジル・スーパーリーガの『オザスコ』に加入。チームを4位に押し上げ、自身はベストスパイカー賞を獲得した。

2024-25シーズンからAstemoリヴァーレ茨城に加入。初年度からブロックポイント142点を含む通算598得点をあげ、チャンピオンシップ出場に貢献した。高い打点から繰り出されるクイックや、1枚ブロックで攻撃の芽を摘み、コートを支配。

アタック決定率51.7％、1セットあたりのブロック決定本数0.86はいずれもリーグトップで、2位以下を大きく突き放す脅威の数字となり、ベスト6にも選出された。リーグ屈指のミドルブロッカーは、今シーズンもコート上で大きな壁となって立ちはだかるだろう。

TEXT：長瀬竜征（PLASMA Inc.）