小松原 凜香

島根県松江市出身。京都橘大学に進学すると、4年時には西日本インカレでベスト4入りを果たしたほか、関西大学1部秋季リーグでは総得点ランキング2位、アタック決定本数5位に食い込むなど、関西を代表するスコアラーへと成長。

2023-24シーズンには岡山シーガルズの内定選手として登録され、レギュラーシーズンだけでなく、セミファイナルや3位決定戦といった大舞台でもコートに立った。

従来バックアタックを多用しないシーガルズにおいて、久光スプリングス（現・SAGA久光スプリングス）戦では、20本ものバックアタックを放ち、チームに新たな可能性を提示した。

河本監督も「入団前からバックアタックを打っていた選手は初めてなんです。シーガルズにとって幕開けのような感じがして、うれしかったですね」と評価している。

また、昨シーズン序盤のリヴァーレ茨城戦では、2試合連続で両チーム最多となる14得点を記録し、攻撃の軸として躍動。さらにバックアタック決定本数では日本人選手の中でリーグ4位となる59得点を挙げるなど、持ち味を存分に発揮した。

困難な場面で頼られ、賢く攻められる選手を目指し、さらなる成長を続けている。

TEXT：長瀬竜征（PLASMA Inc.）