宮部 藍梨

兵庫県尼崎市出身。小学3年生のとき、助っ人として参加したことをきっかけにバレーボールを始める。中学3年時には「全国都道府県対抗中学バレーボール大会」に出場し、将来有望な選手に贈られる JOC・JVAカップ を受賞。

金蘭会高校に進み、東京五輪の強化対象選手に選出。インターハイでは1年生から活躍し、初優勝に貢献。国体、春高バレーも制し、高校3冠を達成した。2年時には高校生で、ただ1人シニア代表入りを果たし、デビュー戦で18得点を挙げる華々しいスタートを切った。

高校卒業後、アメリカのサウスアイダホ大学に留学すると、全米大会で優勝とMVPを獲得。海外からのオファーも舞い込む中、「プロ1年目は原点で」という想いを胸に、2022年にヴィクトリーナ姫路へ入団。

同年には、6年ぶりに日本代表に選出され、もともとサイドプレーヤーだったが、代表ではミドルとして定着。2024年のパリ五輪にも出場した。

昨シーズンはアタック決定率でリーグ5位の45.8%を記録。今シーズンに姫路が発表したラインナップにはオポジットとして登録され、ファンをざわつかせた。1つ1つの精度を上げ、バレーボール選手としての可能性をさらに広げていく。