青柳 京古

長野県上水内郡信濃町で3人兄弟の長女として生まれ、中学1年生のときに母の影響を受けてバレーボールを始める。すぐに頭角を現し、JOC杯全国都道府県対抗中学大会の長野県代表に選出。長野日大高校を経て、愛知学院大学では全日本大学選手権に出場し、大学4年時にアウトサイドヒッターからミドルブロッカーへ転向した。

大学卒業後は上尾メディックス（現・埼玉上尾メディックス）に入団。2016-17シーズンは、サーブ賞を獲得する活躍で準優勝に貢献し、Vプレミアリーグ復帰を果たした。

2022-23シーズンには、自己最高となるアタック決定率43.9％を記録し、31歳で初の日本代表入りという快挙を果たした。翌シーズンも日本人トップのアタック決定率を残し、ベスト6を受賞。さらにVリーグ通算230試合出場を達成し、Vリーグ栄誉賞に輝いた。

昨シーズンからは東レアローズ滋賀へ移籍。開幕前に肩を負傷して思うようなシーズンを送れなかったが、レギュラーラウンド最終節の大阪マーヴェラス戦ではチームトップのアタック決定率54.5％をマークし、復調を印象づけた。

さらなる進化を続ける彼女は、年齢を感じさせない力強いプレーで、新たなステージへと挑み続ける。

TEXT：長瀬竜征（PLASMA Inc.）