廣瀬 雄也
日本代表選手紹介

廣瀬 雄也
Yuya HIROSE
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生年月日
2001年4月7日
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出身
福岡県
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所属
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
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ポジション
CTB(センター)/SO(スタンドオフ)
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身長/体重
179cm/94kg
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主な経歴
東福岡高校→明治大学
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日本代表キャップ
0
※2025年6月1日時点
スキルとリーダーシップに優れた大型CTB
父・友幸さんは島根・江の川高校(現・石見智翠館)、中京大学、ニコニコ堂、豊田自動織機、そして宗像サニックス(当時はサニックスボムズ)でプレーしたBK(バックス)の選手だった。その父の影響で、サニックスのグラウンドで練習をしている玄海ジュニアラグビークラブで小学校1年の頃から競技を始めた。
福岡・河東中学時代も土・日はラグビースクールに通い、平日はラグビー部がなかったこともあり、他の部活に入らず、公園でパス練習などをしていたという。そして、中学3年時、福岡県選抜に選ばれたが、全国大会の決勝で京都府中学選抜に敗れて優勝することはできなかった。
東福岡高校に進学したが、部員が100名を超える全国的強豪の中で、高校1年時はメンバー入りすることはできなかった。2年になると先発で出場できるようになり、「花園」こと、全国高校ラグビー大会では2年時は準決勝で、主将として臨んだ3年時も同じく準決勝で桐蔭学園(神奈川)の前に涙を呑んだ。高校時代はU17日本代表や高校日本代表にも選出された。
明治大学に入学後、キック、パス、ランといったスキルの高さを合わせ持つCTB(センター)として、1年からレギュラーとして活躍した。創部100年の節目の年だった4年時は、キャプテンとしてチームをけん引したが、大学選手権では惜しくも準優勝に終わった。
卒業後はスピアーズに加入。アーリーエントリーからの出場はできなかったが、ルーキーイヤーの2024-25シーズンは開幕戦で、12番をつけてリーグワンデビュー。9試合の先発を含む16試合に出場し、大きな存在感を見せた。
「JAPAN XV」やトレーニング合宿の参加はなかったものの、2025年6月、追加招集で初の日本代表入りを果たした。得意のアタックやロングキックだけでなく、スピアーズで鍛えたタックル力にも定評がある。
SO(スタンドオフ)としての経験もあり、戦術眼に長けた攻撃的なCTB(センター)だ。積極的にアピールして試合出場を目指す。
◆ラグビースクールの先輩には元日本代表WTB(ウィング)福岡堅樹(パナソニック)もおり、何度かスクールを訪れて、日本代表ジャージーなどをプレゼントしてくれたことがあったそうだ。
NECグリーンロケッツ東葛のSH(スクラムハーフ)藤井達哉は幼なじみ。趣味はウクレレ。2024年12月に結婚し、2024-25シーズン後に結婚式を挙げた。好きな言葉は「現状維持は衰退」、注目してほしいポイントは髪型の「センター分け」だ。
TEXT by 斉藤健仁
© JRFU