コースの特徴
難解で熾烈だった開幕の4日間を終え、ようやく「ピュア」スプリンターにも、希望を持てる日がやって来た。とはいえ、「丘陵」に分類された今ステージでは、やはり「上れる」脚が有利に働くのかもしれない。
「マイヨ・ロホ」を擁する一行が、いよいよ大会の本国スペインに入った。ここからグラナダで迎える最終日まで、プロトンが情熱の国を離れることはない。
今大会のテーマの一つでもある「地中海」の存在も、常に感じ続ける。この日のステージ名にも、コスタ・ドラダ──夕日を浴びた砂浜が金色に輝く「黄金海岸」の名が刻まれている。ただ実際は、スタートもフィニッシュも内陸地。夏の潮風を吸い込めるのは、ステージの序盤3分の1に散らばる軽いアップダウンを抜けた先の、ほんの一瞬だけだ。
続く中盤3分の1は、ほぼ完全な平坦路。これほど長く平地が続くのは、大会5日目にして初めてのこと。ついでに言えば、完全なる平地での中間スプリントが争われるのも、今大会初めて。
やがて道は再び起伏を帯びる。最後の3分の1には、いくつものアップダウンが控えている。なかでも3級山岳プエルト・デ・パウルス(登坂距離3.5km、平均勾配7.%)は要注意。上り始めには1kmにわたり10%超が続き、その後も難勾配が繰り返し現れる。脚のないスプリンターをふるい落とそうと、必ずやライバルチームがペースアップを仕掛けてくる。
この3級山頂を越えた時点で、フィニッシュまで約25km。上りで遅れた選手たちにも、追いつくチャンスは残されている。特に残り13km前後で州道12号線へ出ると、改めて完全にフラットになる。幅も広く、真っ直ぐに伸びる道は、チーム隊列を走らせるには理想的だ。
残り3kmを切り、エブロ川のほとりのロケタスに入ると、市街地特有の障害物が顔を出す。残り1.6kmではランドアバウトを右折し、ラスト1kmに入ると、しばらく道幅も狭まる。そこからフィニッシュへ向けて道はわずかに上り始める上に、すでに勝負がかかっているであろうラスト250mには、直角右コーナーも待ち受ける!
文:宮本あさか
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 46 km/h | 44 km/h | 42 km/h | 46 km/h | 44 km/h | 42 km/h | ||
| 173.4 km | オフィシャル スタート |
13:34 | 13:34 | 13:34 | 20:34 | 20:34 | 20:34 |
| 58.7 km | 中間SP | 15:58 | 16:05 | 16:12 | 22:58 | 23:05 | 23:12 |
| 25.0 km | 3級山岳 | 16:50 | 16:59 | 17:09 | 23:50 | 23:59 | 00:09 |
| 0.0 km | フィニッシュ | 17:20 | 17:30 | 17:42 | 00:20 | 00:30 | 00:42 |