コースの特徴
相変わらず、ブエルタはピュアスプリンターに優しくない。「平坦」と銘打たれてはいるものの、今大会5日目、8日目と同じように、最終盤に3級山岳が待ち構えている。上りを生き残った俊足だけが、勝負を争うことを許される。
この日も赤い戦いの背景には、海の青が広がる。「新しいカルタゴ」と呼ばれ、古代から地中海に開かれた都市として栄えてきたカルタヘナの港から、プロトンは船出する。ステージ序盤では、「コスタ・カリダ(温暖海岸)」の巨大なラグーン、「マル・メノル」のほとりもすり抜ける。
スタート直後の25kmと、最終盤の45kmを除けば、ほぼひたすらフラットな道が続く。またコースは長い直線と、いくつかの方向転換で組み立てられている。もちろん海沿い、もしくは海からそれほど遠くない土地を走るステージだけに、時に一帯を強い海風が吹き抜けることもある。たいていは東風だ。
残り41.5km、いよいよスプリンターの脚を試す3級山岳アルト・デ・アレドへと差し掛かる。例年2月開催のムルシア一周でしばし登場するこの山を、さらに上っていくと、実は「パンターニの山」コリャド・ベルメホへと行き当たる。ただ今回は、裾野の緩やかな斜面だけを利用する。平均勾配は4.2%とそれほど厳しくなく、かなりのハイペースが予想される。一方で登坂距離は9.5kmと長い。その分、スプリンターたちが苦しむ時間も、長くなる。
3級山岳を上り詰めたら、フィニッシュまでは32km。しばらくは高台の道を進む。その後のダウンヒルは緩やかで、直線基調。猛スピードで突き進む中、各チームは熾烈なポジション争いを繰り広げることになるだろう。
なにしろ中世の要塞が見下ろすロルカの町中に入ると、ラスト6kmは要注意。ランドアバウトと方向転換がいくつも繰り返される。特にラスト2kmを切ると、ランドアバウトを利用した右折が2連続。さらには残り500mでは、30度未満にしか見えない鋭角ターンが、まるで罠のように潜んでいる!
文:宮本あさか
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 47 km/h | 45 km/h | 43 km/h | 47 km/h | 45 km/h | 43 km/h | ||
| 151.3 km | オフィシャル スタート |
14:08 | 14:08 | 14:08 | 21:08 | 21:08 | 21:08 |
| 39.4 km | 中間SP | 16:29 | 16:35 | 16:42 | 23:29 | 23:35 | 23:42 |
| 29.5 km | 3級山岳 | 16:47 | 16:54 | 17:02 | 23:47 | 23:54 | 00:02 |
| 0.0 km | フィニッシュ | 17:21 | 17:30 | 17:39 | 00:21 | 00:30 | 00:39 |