コースの特徴
史上最難関と謳われる今大会において、まるでピュアスプリンターたちのモチベーションを3週目まで保つためだけに……用意されたような1日だ。ラインステージとしては今大会で最もフラットで、コース上に山岳はひとつも存在しない。おそらく2026年グランツール最後の大集団スプリント。華やかなバトルを期待したい。
セビーリャ南郊外のドス・エルマーナスから、セビーリャ中心地へ。スタート地とフィニッシュ地は直線にしてわずか15kmほどの距離だが、この日のプロトンは大きく遠回り。まずは南東へ、その後は北東へと足を延ばし、185kmのコースを走り切る。
地形図を見る限り、たしかに前半と後半にひとつずつ、横に長いでっぱりが存在する。しかし、いずれも勾配は0.5%にも満たず、「微妙に上ってるかな?」程度。直線と方向転換が多いだけに、もしも強風が吹きつければ、苦しい展開も起こりえる。ステージ中盤には25km近くにもわたって、ひたすら真っ直ぐの道を突き進む。
2010年大会には開幕地も務めた麗しき古都が、2年ぶりにステージ勝者を迎え入れる。フィニッシュラインが引かれるのは、大集団スプリントで決した2024年とまったく同じ場所。ただし、そこへ至るまでの道のりは異なる。前回は3.5km近い超ロングストレートで締めくくられたのに対して、今年の最終ストレートは約1.4km。
フィナーレの5kmに待ち構えているのは、市街地特有の障害物だけではない。アンダルシア文化の象徴ともいえるスポットが、贅沢に散りばめられている。
フラメンコ発祥の地と言われるトリアーナ地区を駆け抜け、可愛らしい外観で人気の「コストゥレーロ・デ・ラ・レイナ」の前を左折すると、そこからはフィニッシュラインまで一直線。豪華絢爛「サン・テルモ宮殿」、街のシンボルとさえ言える「黄金の塔」の脇を猛スピードで駆け抜けて、ついにはスペインで最も格式の高い「マエストランサ闘牛場」の目の前で、俊足たちはハンドルを投げる。
文:宮本あさか
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 47 km/h | 45 km/h | 43 km/h | 47 km/h | 45 km/h | 43 km/h | ||
| 185.0 km | オフィシャル スタート |
13:24 | 13:24 | 13:24 | 20:24 | 20:24 | 20:24 |
| 20.0 km | 中間SP | 16:55 | 17:05 | 17:15 | 23:55 | 00:05 | 00:15 |
| 0.0 km | フィニッシュ | 17:20 | 17:30 | 17:42 | 00:20 | 00:30 | 00:42 |