コースの特徴
2度目の休息日が明け、グラナダ到着まであと6日。いよいよ総合争いはクライマックスを迎える。……と、その前に、2日連続で「山岳のない」ステージが用意された。とは言え、地形的には、完全なる平坦ステージというわけではない。しかもグランツール3週目には、いつだって追わない/追えないステージというものがある。スプリンターたちが大集団フィニッシュに持ち込めるとは、必ずしも言い切れないのだ。
ステージ前半はむしろ、逃げ屋たちの心を躍らせる丘陵コース。アラセナ山脈の小村コルテガナから延びる道は、ひたすら蛇行を繰り返し、細かなアップダウンを刻んでいく。
走行距離が100kmを超えると、道は次第に平坦基調となり、直線も増えていく。時に周囲に遮るものが何もない農地を横切り、大胆な方向転換もいくつか待ち受ける。もしも強風が吹き付ければ、分断の試みが生まれる可能性も。
ただ、地中海岸「コスタ・デ・ラ・ルス(光の海岸)」から9月の午後に吹く海風は、それほど恐るべきものではない。残り20kmではサーフィンスポットのマサゴンも通過するが、残念ながら、この季節に見られるのはフラットな波ばかりらしい。
今年のブエルタは、幾度となく地中海にスポットライトを当ててきた。この日の海は、格別に壮大なロマンを秘めている。フィニッシュ地パロス・デ・ラ・フロンテーラにあるラ・ラビダ修道院は、クリストファー・コロンブスがアメリカ大陸航海の野望を胸に抱きながら、長年滞在した場所──。
ラスト1kmで2度の方向転換を経て、この修道院の庭園脇にプロトンは走り込む。そして、史跡を舞台とするフィナーレだからこそ、最後の500mはアスファルトではない。美しい敷石の道が、真っ直ぐフィニッシュラインまで続いている。
文:宮本あさか
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 45 km/h | 43 km/h | 41 km/h | 45 km/h | 43 km/h | 41 km/h | ||
| 181.1 km | オフィシャル スタート |
13:18 | 13:18 | 13:18 | 20:18 | 20:18 | 20:18 |
| 66.6 km | 中間SP | 15:55 | 16:02 | 16:10 | 22:55 | 23:02 | 23:10 |
| 0.0 km | 1級山岳 フィニッシュ |
17:19 | 17:31 | 17:43 | 00:19 | 00:31 | 00:43 |