ブエルタ・ア・エスパーニャ2026

STAGE 18

第18ステージ

エル・プエルト・デ・サンタ・マリア>ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ

32.1 km
9月10日(木)午後9:50 - 深夜1:20
/J SPORTS 4・J SPORTSオンデマンド
約35分の孤独なバトル、TTスペシャリストたちにとっては輝くチャンス

コースの特徴

「エル・プエルトで闘牛を見たことのない者は、闘牛の一日がなんたるかを知らない」と、伝説の闘牛士ホセリート・エル・ガジョが語ったとされるエル・プエルト・サンタ・マリアの闘牛場から、自転車に乗ったマタドールたちが走り出す。モナコの開幕ステージに続く、今大会2度目の個人タイムトライアル。初日は10分強の全力疾走だったが、この日は約35分の孤独なバトル。より忍耐と体力配分が求められる。

TTスペシャリストたちにとっては輝くチャンス。なにしろスタート直後こそいくつかのコーナーが連続するもの、その後は基本的に長い直線と大胆な方向転換の組み合わせ。全方向にまんべんなく進路を取るコースだからこそ、もちろん、向かい風と対峙する時間も必ずやってくる。幸いにも、この季節の地中海岸コスタ・デ・ラ・ルス(光の海岸)は、それほど強風に悩まされることはないはず。

また全体を通して起伏と呼べるほどの勾配はないものの、ラスト7kmは延々と微妙な登り基調。全長32.1kmで獲得標高は217m。ブエルタ閉幕の1週間後に控える世界選手権TTが40km/290mだから、絶好のテストにもなりそうだ。

つまりピュアクライマーにとっては、ある意味では難関山岳以上の難関と言える。これぞ「prueba de la verdad」、いわゆる「真実の試練」。最終山岳2連戦の前夜に、ここまで17日間かけて築き上げられてきた総合のヒエラルキーが、大きくシャッフルしてしまう危険性もはらんでいる。21世紀に入ってからだけでも、ブエルタ最終週の個人TTは、6人の総合リーダーを頂点から引きずり下ろしてきた。

ラスト2kmは椰子の木の立ち並ぶ大通りを駆け抜けて、フラメンコ、アンダルシア馬、そしてシェリー酒で有名なヘレス・デ・ラ・フロンテラの市街地へ。2014年大会では開幕チームタイムトライアルの、1992年大会では初日個人TT+2日チームTTの舞台を務めたことのある、まさにタイムトライアルのために存在してきたような土地が、またしてもコンマ単位の戦いの結末を見届ける。

文:宮本あさか


MAP





Difference in height
高低差図
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
第1走者 最終走者 第1走者 最終走者
32.0 km スタート 14:06 16:55 21:06 23:55
0.0 km フィニッシュ 14:41 17:30 21:41 00:30

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