ブエルタとは?

ブエルタ・ア・アスパーニャとは

ブエルタ・ア・アスパーニャとは 栄誉ある「マイヨ・ロホ」こと、真っ赤に燃えるリーダージャージを目指して男たちが凌ぎを削る

情熱の赤をイメージした総合リーダージャージ「マイヨ・ロホ」争奪戦は、例年であれば、8月半ばから灼熱の太陽の下で繰り広げられてきた。

新型コロナウイルスの影響でレースカレンダーが大幅に再編成された2020年は、開幕が2カ月後ろへずれ込んだ。8月末開幕のツール・ド・フランス、10月上旬開幕のジロ・デ・イタリアに続き、シーズン3番目のグランツールとして10月20日(火)にスタートを切る。

また予定されていたオランダ・ユトレヒト開幕とオランダでの序盤3ステージは中止。当初第4ステージを受け入れるはずだったスペインのバスク地方が、思いがけない形で、1961年以来59年ぶりにブエルタ開幕の地となった。第18ステージ後半と第19ステージ前半で立ち寄るはずだったポルトガルも、残念ながら迂回することに。国土の北半分のみを巡り、しかも最終3日間を除けば北部3分の1だけで行われる小さなスペイン一周は、少なくとも第9ステージでフランス入国だけは果たす。

つまり参加全22チーム・8選手は、いつもより3日少ない全18ステージで、2020年ブエルタ・ア・エスパーニャの栄光を奪い合う。しかもオランダで用意されていた約23kmのチームタイムトライアル&2つの平坦ステージが取り止めとなったせいで、本来スプリンターが輝けるはずの平地は8区間から5区間へと数を減らした。しかも大会4日目まで最初のスプリントはお預けだ。またタイムトライアルも第13ステージの個人戦33.7kmひとつになった。一方でブエルタだけに、山の争いには事欠かない。山頂フィニッシュは6回。なんと大会3分の1を占める(+個人TTは3級登坂フィニッシュ)。

そもそも初日から戦いはいきなり「本題」に入る。なにしろコース上には1級峠を含む4つの山岳が待ち構える。しかも残り2.5km地点に1級山頂が位置するという、事実上の山頂フィニッシュ。1日目から総合本命たちによる直接対決が勃発しても、なんらおかしくはない。

大会3日目には初登場ラ・ラグナ・ネグラ・デ・ビヌエサの1級フィニッシュに挑み、さらに6日目には、ツール・ド・フランスの伝統峠ツールマレーでの超級フィニッシュも待っている。標高2115mのツールマレー山頂は、ツールではおなじみ「ジャック・ゴデ賞」の定番ポイントだが、今ブエルタでは最高標高地点として先頭通過者にはアルベルト・フェルナンデス賞が授与される(山岳ポイント割増+賞金)。

ちなみにツールマレー行きの前夜に、欧州のサマータイムは終わりを告げる。深夜3時→2時と時間が1時間戻るため、幸いにも選手たちは1時間多くベッドで過ごすことができる。逆に日本との時差は7時間から8時間に拡大。こんな「冬時間」の始まりと共に、プロトンは難度が凝縮された大会2週目へ突入だ。

たしかに第8ステージ1のモンカルビリョで1級フィニッシュの後には、9日目と10日目にちょっとしたスプリント機会も待っている。ただし週末はとびきり難しい山頂フィニッシュ2連戦。土曜日の第11ステージはラ・ファラポナ1級フィニッシュで、日曜日の第12ステージは今大会最大のスペクタクル、アングリル超級激戦!しかも109.4kmという超短距離ステージに山岳5つ、1級2つ、超級1つというとてつもなくサディスティックな作りだ。2020年マイヨ・ロホの行方は、この10月と11月をまたぐ週末で、大きく絞り込まれるに違いない。

3週目は33.7kmの個人タイムトライアルで幕を開ける。その後は中級山岳の罠をかいくぐりながら、総合勢は最終山岳決戦を待つ。そしてマドリード到着前夜、第17ステージ、ラ・コバティーリャの超級フィニッシュ。標高1965mの山の上で、2020年グランツールのすべての総合争いは決着する。

あとは翌日、例年通りに、マドリードの市街サーキットへと華々しく乗り込むだけだ。そしてブエルタのプロトンが通算2882.8kmを走りきった瞬間、変則的だった2020年ワールドツアーと欧州自転車シーズンは、普段より約1カ月遅れで幕を閉じる。

photo : ©Yuzuru Sunada 文:宮本あさか

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