コースの特徴
いよいよ最後の週末を迎え、総合争いのすべてを決するにふさわしい2日間が用意された。史上最難関を謳う2026年ブエルタにおける、最初で最後の山頂フィニッシュ2連戦。その2日間はいずれも獲得標高4000kmを超える過酷さで、しかも1日目の今ステージは、今大会最長となる210.8kmの長丁場で争われる。
山の日であると同時に、海の日でもある。開幕時から寄り添ってきた地中海を、最後にもう一度、たっぷりと楽しむ。スタート地のベレス・マラガを発つと、プロトンはすぐに「コスタ・デル・ソル(太陽の海岸)」へと走り出る。そこからの約20kmほどは、きらめく波を眺めながら、平坦な海岸線を進む。
8年前にブエルタ開幕を祝ったマラガを駆け抜けたら、いざ内陸の起伏へ。そして走行距離が80kmを超える頃、道は本格的に上り始める。まずは2級山岳を立て続けに2つ。いや、実際には、3つ。というのも2つ目のプエルト・デル・ビエントは、まるで「ふたこぶラクダ」のような山なのだ。またビエントから軽く下った先でも、シエラ・デ・ラス・ニエベス(雪の山脈)の高台を突き進み、無印の起伏を繰り返しいくつもこなす。
残り60km前後でニエベス山脈を抜け出したら、改めて海辺まで急降下。プロトンが拝借する高速道路7号線、別名「地中海高速道路」からは、残念ながらあまり海が見えないのだけれど……。その代わり、「白い岩」を意味する1級山岳ペニャス・ブランカスの、その標高1268mの山頂まで上り詰めると、まるでご褒美のような海への眺望が堪能できるはずだ。
その最終峠には、海抜10mの、ほぼ海端から挑みかかる。山道は全長18.8kmと長く、平均勾配は6.5%。登坂口からの3kmが最も厳しく、最大15%ゾーンも待ち受ける。その後、ほんの2kmほどは険しさが緩むものの、その先の残す約14kmは6〜7%後半の厳しい勾配が延々と続く。
過去2回、ブエルタで使用された際に勝負が動き始めたのは、いずれもラスト5kmを切ってから。そして2回とも、ラスト2kmで放たれた一撃によって勝者はライバルたちを完全に振り切り、そのまま独走で栄光をつかみ取っている!
文:宮本あさか
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 41 km/h | 39 km/h | 37 km/h | 41 km/h | 39 km/h | 37 km/h | ||
| 210.0 km | オフィシャル スタート |
12:06 | 12:06 | 12:06 | 19:06 | 19:06 | 19:06 |
| 119.0 km | 2級山岳 | 14:16 | 14:23 | 14:30 | 21:16 | 21:23 | 21:30 |
| 98.7 km | 2級山岳 | 14:50 | 14:58 | 15:08 | 21:50 | 21:58 | 22:08 |
| 23.9 km | 中間SP | 16:21 | 16:34 | 16:48 | 23:21 | 23:34 | 23:48 |
| 0.0 km | 1級山岳 フィニッシュ |
17:14 | 17:30 | 17:47 | 00:14 | 00:30 | 00:47 |