コースの特徴
地中海岸からピレネーの高地へ。大会3日目にしていきなり、全部で7回ある山頂フィニッシュの第1弾がやってきた。総合争いの主導権を巡るバトルも、早々と幕を開ける。
9年前のブエルタでは、海風が吹き荒れるなかでフィニッシュが争われた。そんなグリュイッサンから、今ステージは走り出す。2024年ツールでもこの町はスタートを担ったが、その時は北東へ、今回は南西へ進路を取る。
しばらくはアメジスト海岸を沿うように走る。約70km地点では、スペインが生んだ奇才ダリが「世界の中心」と称した街、ペルピニャンの郊外を通過。そして、平坦だった道は、ここを境にじわじわと高度を上げる。目指すはピレネー山脈。しかもフィニッシュまでの残り100kmは、ほぼ上りっぱなし。海抜20mから標高1930mまで、一気に駆け上がる。
本格的な登坂に突入するのは、残り36kmを切ってから。1級山岳コル・ド・モン・ルイは平均勾配4.8%と緩やかながら、19.4kmもの長い上りが続く。ちなみに同山は、2021年ツールでも登坂している。当時、黄色ジャージのタデイ・ポガチャル擁する隊列は、その先でフォン・ロムー村も訪れた。
また2026年ツール3日目では逆方向から同村に入り、3級山岳を争った。その先のレ・ザングルでは、ご存知、ポガチャルがステージを制し、マイヨ・ジョーヌをあっさりまとった。……あの日は山火事の影響で「無観客」だった。7月に声援を送れなかった地元ファンは、幸いにも、バカンスが終わる前にお祭りを楽しむことができる。
8月のプロトンは、さらなる高みを目指す。過去2大会では使われなかった北への道を上り、2級山岳フォン・ロムーへ向かう。登坂距離9.8km、平均勾配5%。数字の上では決して難しい上りではない。それでも3週間後のマイヨ・ロホ候補たちが、間違いなく、活発な動きを見せる。現代のグランツールは、ポガチャルの言う通り「先手必勝」なのだから。
文:宮本あさか
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 44 km/h | 42 km/h | 40 km/h | 44 km/h | 42 km/h | 40 km/h | ||
| 174.0 km | オフィシャル スタート |
13:21 | 13:21 | 13:21 | 20:21 | 20:21 | 20:21 |
| 45.0 km | 中間SP | 16:01 | 16:09 | 16:17 | 23:01 | 23:09 | 23:17 |
| 16.2 km | 1級山岳 | 16:52 | 17:03 | 17:14 | 23:52 | 00:03 | 00:14 |
| 0.0 km | 2級山岳 フィニッシュ |
17:18 | 17:30 | 17:42 | 00:18 | 00:30 | 00:42 |