コースの特徴
大会8日目にして初めて、「平坦」に区分されるステージがやって来た。ここまで起伏に耐えてきたピュアスプリンターたちは、チーム一丸となって大集団スプリントフィニッシュを目指す。ただし、最終盤に待ち構える小さな2級山岳が、勝敗を分ける大きな関門となるかもしれない。
完璧なるフラットというわけではないが、ステージの大部分に「難所」と呼べる地点も存在しない。基本的に長い直線路が多く、道幅も広い。注意すべきは、大胆な方向転換が多いこと。強風が吹きつけた場合は……もしかしたら、少々厄介なことが起こるのだろうか。
なにしろこの日は、バレンシアの北郊外に位置するプソルビーチから走り出し、南方のバカンス地シェラコの海辺を目指す「コスタ・デ・バレンシア」ステージでもある。暑い夏の午後、この一帯には海からのサマール風が吹き付けることも。ただ、厳密に言えば、プロトンは「海岸道路」を一切走らない。内陸のルートには、ところどころ吹きさらしの区間もあるものの、たいていは果樹園が風を遮ってくれるはずだ。
唯一の地形的難所は、ラスト32km地点から始まる2級山岳プエルト・デ・バルシュ(登坂距離4.7km、平均勾配5.6%)。麓から山頂まで、ほぼ一定の勾配が延々と続く。しかも山頂を越えた先も、1.5km近くにわたってだらだらと上り基調。限りなく海抜ゼロに近いフィニッシュに向かって急降下を開始するのは、残り26km地点からだ。
ラスト5kmの地形は、文字通りの「ど平坦」。残り5〜3kmでは、猛スピードで突き進む中、コースは直角に4度折れ曲がる。その後もランドアバウトがが3回。そしてラスト1.2kmの3つ目で、右に折れると、あとはフィニッシュラインまで一直線。リゾートマンションや別荘の立ち並ぶ通りで、華やかなスプリント勝負を期待しよう。
文:宮本あさか
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 47 km/h | 45 km/h | 43 km/h | 47 km/h | 45 km/h | 43 km/h | ||
| 171.0 km | オフィシャル スタート |
13:42 | 13:42 | 13:42 | 20:42 | 20:42 | 20:42 |
| 33.6 km | 中間SP | 16:36 | 16:43 | 16:52 | 23:36 | 23:43 | 23:52 |
| 27.4 km | 2級山岳 | 16:48 | 16:56 | 17:05 | 23:48 | 23:56 | 00:05 |
| 0.0 km | フィニッシュ | 17:20 | 17:30 | 17:41 | 00:20 | 00:30 | 00:41 |