コースの特徴
難度はクレシェンドしていき、ステージ後半はほぼひたすら上りっぱなし。目指すは大会2つ目の山頂フィニッシュ。ブエルタの歴史が刻まれ、スペインの栄光の記憶を残す最終峠で、赤いジャージの行方がまたしても示されるのかもしれない。
「白い谷」を意味するバリェ・ダルバから、150kmに満たない短距離走が始まる。幕開けは、直線路で平地基調。やがて道はうねりを帯び、ステージ前半で立て続けに2つの山岳を越える。その後、高台からいったん駆け下りるが、すぐに再び標高をじわじわ上げていく。
残り50kmからは、3級山岳をこなす。そのままほとんど下らず中間ポイントを争い、やはり下らず2級山岳プエルト・デ・サン・ラファエルに挑む。そして、山頂から4kmに満たない短い下りを挟んで、最終峠へ。
1級山岳アラモン・バルデリナレスの山道は、全長9.8km、平均勾配5.8%。少々物足りなく見えるのは、登坂口からの2kmと山頂間際の2kmの勾配が緩いせいだ。ただ中盤は延々7%台が続き、13%の急勾配ゾーンが3か所も散らばっている。またスペイン屈指のスキーリゾートへ向かう道は、幅広で、舗装状態もおおむね良好。総合を争うチームが山岳列車を走らせ、主導権争いを繰り広げるのに申し分ない環境だ。
この山が初めてブエルタに登場したのは、2005年だった。あの日、ゼッケン1番を背負うロベルト・エラスが、山頂で勝利を飾った。同時に、当時は「金色」だった総合リーダージャージ「マイヨ・オロ」を手に入れ、大会史上初となる総合4勝目へ向け大きな一歩を踏み出した。
21年前も2級サン・ラファエルを越えて、最終峠に入った。さらに2014年に逃げ切りの舞台となったときも、やはり同じ2つの峠を連続して上っている。12年前はメイン集団内でアルベルト・コンタドールがアタックを仕掛け、ラスト2kmで、ライバルのクリス・フルームを振り落とした。3週間の終わりに「エル・ピストレロ」は、自身7度目のグランツール総合制覇を成し遂げた。
文:宮本あさか
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 41 km/h | 39 km/h | 37 km/h | 41 km/h | 39 km/h | 37 km/h | ||
| 149.8 km | オフィシャル スタート |
13:40 | 13:40 | 13:40 | 20:40 | 20:40 | 20:40 |
| 97.6 km | 2級山岳 | 14:55 | 14:59 | 15:04 | 21:55 | 21:59 | 22:04 |
| 83.3 km | 3級山岳 | 15:14 | 15:19 | 15:24 | 22:14 | 22:19 | 22:24 |
| 44.9 km | 3級山岳 | 16:08 | 16:15 | 16:24 | 23:08 | 23:15 | 23:24 |
| 26.5 km | 中間SP | 16:32 | 16:41 | 16:50 | 23:32 | 23:41 | 23:50 |
| 13.5 km | 2級山岳 | 16:55 | 17:05 | 17:16 | 23:55 | 00:05 | 00:16 |
| 0.0 km | 1級山岳 フィニッシュ |
17:19 | 17:30 | 17:43 | 00:19 | 00:30 | 00:43 |