ハラトア・ヴァイレア

トンガで幼少期にラグビーを始め、日本体育大学柏高校への留学を機に日本へ。卒業後は日本体育大学へと進学し、4年時には同校を13年ぶりとなる大学選手権出場に導いた。ポジションを問わず、才気あふれるプレーが発揮できる点が評価され、高校、ジュニア・ジャパン、U20とアンダーカテゴリーの日本代表から常に声がかかった逸材。2022年にクボタスピアーズ船橋・東京ベイに加入した。

強靭な体幹を活かしたランやハイボールキャッチ、ロングキック、タックルなど多才な持ち味を見せ、すぐさまレギュラー争いにからんだ。その後、ケガのために長期のブランクを余儀なくされるも、復帰後は徐々にチームにフィット。2024–25シーズンはウイングにポジションを移し、トライゲッターとしてブレイクを果たした。2025年7月、ウェールズ代表との一戦で日本代表初キャップを獲得。劇的な逆転トライで勝利に貢献するなど、今や海外からも注目を集める存在となっている。

今季も持ち前の推進力を活かした得点機会の創出に期待がかかる。どのポジションを任されても力を発揮するだろう。