マルコム・マークス

世界最高のフッカーと評される絶対的存在。2015年、スーパーラグビーのライオンズでプロデビュー。南アフリカ代表でも頭角を現し、2017年からはスプリングボクスに定着した。2019年ワールドカップ日本大会では「ボムスコッド」の一員として活躍。3度目の世界一に貢献した。4年後のフランス大会は予選プールの練習中に負ったケガによって途中離脱を余儀なくされたが、復帰後もコンスタントに招集され、30歳を超えてもボクスで欠かせない存在となっている。

2019年、トップリーグのNTTコミュニケーションズシャイニングアークスへの入団をきっかけに来日。翌年、クボタスピアーズに移籍した。異次元とも言える屈強なフィジカリティを生かし、ブレイクダウンやボールキャリーの局面で力を発揮。セットピースにおいても圧倒的なパワーとスキルで制圧する。

リーグワン移行後は優勝を果たした2022ｰ23シーズンと、準優勝の2024ｰ25シーズンでベスト15に選出されている。王座奪還を狙う2025–26シーズンは、若いフロントロー陣の育成役を担いながら、世界一の称号に相応しいプレーでさらなる高みを目指す。