松井千士

50メートルを5秒7で駆けるスピードスター。兄・謙斗（元豊田自動織機シャトルズ愛知）の影響で小学1年時にラグビーを始めた。大阪工大ラグビースクールを経て入学した、常翔学園高校3年時の花園では優勝を経験した。

高校日本代表、U20日本代表にも選出され、同志社大学3年時（2015年）にはアジアの国を相手に2キャップを獲得した。セブンズ日本代表にも選ばれ、2016年のリオデジャネイロオリンピックはバックアップメンバーとして帯同した。

2017年にサントリーサンゴリアス入団。1年目から5試合に出場、5トライを挙げるなど活躍した。しかしシーズン途中のケガで離脱、以降はセブンズを主戦場に中心選手となり、2021年夏の東京オリンピックにはキャプテンとして出場した。

大会を終えてからは、2020年に移籍加入していたキヤノンイーグルスで15人制に集中。2022シーズンは14試合で7トライを挙げるなど活躍した。しかし、2022-23シーズンからは6試合、5試合、8試合とポジション争いの中にいる。31歳で迎える今季は定位置を確保したい。