南友紀

ポジションを柔軟に変えながら、複数のクラブを渡り歩いてトップレベルまで這い上がった。立命館大学では途中までセンターでプレーし、以降はフランカー、フッカーと前列まで持ち場を移した。

卒業後は約1年間、トップキュウシュウのJR九州に在籍するも、高いレベルでのプレーを志してNZに3か月留学。日本IBMビッグブルーを経て、トライアウトで当時トップチャレンジの豊田自動織機シャトルズに加入した。現在も続けるタイトヘッドプロップにコンバートしたのはシャトルズ入団後だ。

それでも1年目から出場機会を掴み、5シーズンに渡り最前線で奮闘。2024-25シーズンから横浜キヤノンイーグルスに移籍、31歳で初めてトップディビジョンの舞台に立った。ここでも1年目から12試合で出場機会を得て、存在感を示した。妹は元女子日本代表で2022年のワールドカップでキャプテンを務めた早紀。同じプロップだが、ラグビー談義はしないのだとか。