知念雄

22歳で競技を始め、日本代表にまで上り詰めた異色のプレーヤー。那覇西高校時代にインターハイと国体、順天堂大学時代には全日本インカレで優勝するほどのハンマー投げの実力者だった。陸上部のオフ期間のトレーニングの一環で、ラグビー部の試合に助っ人として参加したことを機に競技転向。対戦相手だった駿河台大の松尾勝博監督に勧められた。

大学院進学後、練習生の期間を経て東芝ブレイブルーパスに入団。183センチ、120キロの巨躯を生かした推進力と巧みなスクラムワークを武器に、翌2016年にはタイトヘッドプロップとして日本代表デビューを飾った（6キャップ）。

東芝では7シーズンで59試合に出場し、2022-23シーズンから三菱重工相模原ダイナボアーズに移籍。3季過ごした。35歳で迎える今季は再び活躍の場を移し、横浜キヤノンイーグルスでの活躍を目指す。妹の莉子さんは女子セブンズユースアカデミーのS&Cコーチを務めている。