河瀬諒介

大型ナンバーエイトとして”怪物”と称された河瀬泰治氏（現摂南大総監督）を父に持つ天性のアスリート。コンタクトで無類の強さを誇った父とはタイプが異なり、こちらはスペースを一気に駆け抜けるスピードとしなやかなフットワークが持ち味のフィニッシャーだ。

東海大仰星高校2年時から花園の舞台を経験し、3年時はエースとしてチームを頂点に導いた。進学した早稲田大学でも初年度から公式戦に出場し、2年時の2019年度に大学選手権優勝を経験。学生随一のランナーとして4年間にわたり数々の印象的なプレーを見せた。

2022年に加入した東京サントリーサンゴリアスでは2022-23シーズンの第4節コベルコ神戸スティーラーズ戦でリーグワンデビューを飾り、初トライもマーク。以降もコンスタントに出場機会を得てきたが、プレーヤーとして本格化したのは2024-25シーズンだ。開幕節からフルバックのレギュラーに定着し、松島幸太朗の不在を忘れさせる活躍を見せた。今季はさらにパフォーマンスの安定感を高め、15番の座を確固たるものにしたい。