石田一貴

パス、ラン、キックと精度の高いスキルセットを有し、SOとFBのいずれでも優れたパフォーマンスを発揮する万能フットボーラー。日本体育大学時代から知る人ぞ知る存在だったが、非凡な才能が開花したのは三菱重工相模原ダイナボアーズに移籍加入した2020シーズンからだ。攻守のキーマンとして着実に実績を重ね、チームの主軸へと成長を遂げた。

相模原DBがリーグワンのディビジョン1に昇格した2022-23シーズンは、レギュラーシーズンの13試合に出場。翌2023-24シーズンも9試合に出場して安定したプレーを見せ、2024年夏の日本代表スコッドに選出された。

しかし2024-25シーズンは強力な外国人選手の加入もあって出番が減少。新たなチャレンジとして東京サントリーサンゴリアスへの移籍を決断した。まだ29歳、プレーヤーとして成熟期を迎えつつある司令塔が、新天地でどのような化学反応を引き起こすのか。注目だ。