ピエリッチ シーバート

南アフリカの内陸部に位置するプリースカ出身。パールジムナジウム高校を経てウェスタン・プロヴィンスのU18代表に選ばれたが、「ラグビーを通じて異文化を経験したい」という思いから日本の立正大学に入学することを決意した。フィジカルを前面に押し出す南アフリカのラグビーから、緻密でテンポの早い日本のラグビーを経験することで選手としての幅を広げた。

大学を卒業後、2024-25シーズンの開幕前に東京サントリーサンゴリアスに加入。1年目は公式戦の出場機会をつかめなかったが、練習やトレーニングマッチを通じて低いタックルとボール争奪局面のしぶとさで首脳陣からの評価を得た。チームメイトからも献身的な仕事ぶりを評価されており、加入2シーズン目となる今季の飛躍に意気込んでいる。

トップレベルのバックローとしては決して大柄なほうではないが、南アフリカのFWらしくフィジカルは強靭。迷いのないハードタックルが最大の武器だ。たゆまぬトレーニングでさらに強みを磨き上げ、リーグワンデビューを果たしたい。