下川甲嗣

草ヶ江ヤングラガーズで競技を始め、修猷館高校を経て早稲田大学に進学。中学までは主にBKでプレーしていたこともあり、多彩なスキルと豊かな脚力を備えたFWとして下級生時から主軸を担った。3年時には大学選手権優勝の歓喜を味わい、4年時は副将も務めている。

2021年に加入したサントリーサンゴリアスでもルーキーイヤーから公式戦出場を果たし、骨惜しみしないサポートと味方をつなぐリンクプレーで存在感を発揮。堅実なパフォーマンスを評価され、2022年秋のニュージーランド戦で日本代表初キャップを獲得した。そのまま代表に定着し、2023年のワールドカップでも3試合に出場した。

その後も東京SG、日本代表と強度の高い試合が続く中でコンディションを維持し、2024-25シーズンのリーグワンではプレーオフまで含め全19試合でフル稼働。タックル成功率でも高い数字を残し、国内屈指のフランカーとして確固たる地位を築きつつある。日本代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチからも厚い信頼を受ける和製バックローの星だ。