小林賢太

パワフルなスクラムと軽快なラインブレイク、パスセンスを備えた左プロップ。東福岡高校時代から世代屈指の存在として全国の舞台で活躍し、早稲田大学でも4年間主力を務めた。

2022年に東京サントリーサンゴリアス入り後、タイトヘッドプロップからルースヘッドプロップに転向。1年目の2022-23シーズンからさっそく出場機会をつかみ、2023-24シーズンはプレーオフを含め15試合、2024-25シーズンは全19試合に出場と、チームの中心選手に成長を遂げた。

その活躍を認められ2025年夏の日本代表スコッドに選出されると、8月30日のカナダ代表戦で日本代表初キャップを獲得。その後もパシフィックネーションズカップ、秋のテストマッチシリーズと出場を続け、キャップ数を伸ばしている。

持ち味はバックロー並みの機動力と多彩なスキルで、さまざまな局面でボールに絡んで攻撃にアクセントをつける。豊富な運動量とブレイクダウンでの仕事量でも高く評価される。

今後もさらなる進歩を続け、日本を代表する左プロップへと成長するとともに、東京SGのタイトル奪取の原動力となることが期待されている。