森川由起乙

力強いスクラムとフィールドプレーの安定感を誇るリーグワン屈指の左プロップ。京都成章高校では1年時から公式戦に出場し、3年時は主将としてチームを牽引。帝京大学でも4年時に副将を務め、大学選手権6連覇を達成するなど学生ラグビーの大舞台で中心選手として活躍した。

2015年にサントリーサンゴリアスに加入した後はケガに苦しむ時期もあったが、不屈の精神で復活を遂げ、2023-24シーズンはプレーオフを含め15試合に出場。2024-25シーズンも15試合でプレーし、存在感を示した。

日本代表には2022年に初選出され、7月2日のフランス戦で途中出場し初キャップを獲得。持ち前のセットピースとフィールドプレーを生かしてふたたび国際舞台で活躍することが期待されている。

プロップながら多彩なスキルを有し、ワイルドな風貌とは裏腹の真面目な人柄でも知られる。試合中の声かけやリーダーシップでチームの精神的支柱となっている。