梁正秀

石見智翠館高校時代はフルバックやロックとして試合を重ね、非凡なセンスを発揮した。大阪体育大学進学後はプロップに転向し、接点やスクラムの技術を基礎から磨いた。持ち前の運動量とBK経験由来の器用さに加えリーダーシップ面でも評価を受け、2022年にNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安へ加入した。

加入1年目から公式戦出場を果たし、チームが浦安D-Rocksへ生まれ変わって以降もキャップを重ねる。スクラムやモールの低い姿勢と、すばやいサポートでチームの信頼を勝ち取っている。BKやバックローの経験を持つ独自のキャリアを活かし、ライン参加などでも高い貢献度を示した。

普段は控えめで柔和な性格ながら、グラウンド内では大きな声を出し、全身でチームメイトを鼓舞する姿が目立つ。趣味はお菓子作りなど多彩で、遠征や練習時に手作りの差し入れを用意することも。持ち味の運動量と泥臭さをあわせ持つ若手プロップとして、成長を見据えるチームの中で今後の飛躍が期待されている。