梅田海星

スクラムとコンタクトの強さが光るフロントロー。秋田工業高校から帝京大学に進み、2022年度以降は帝京の屈指のFW陣の中で堅実に成長。最終学年では関東ラグビーフットボール協会100周年記念大会の東軍代表に選出された。

注目すべきは、全国大学選手権決勝（2025年1月13日秩父宮ラグビー場）での左プロップ先発。この試合が公式戦初の1番ジャージーでの出場だったが、ラストゲームで重圧に応えきる胆力と適応力を見せつけ、帝京大の4連覇に貢献。スクラムの姿勢や展開力は誰にも負けない自信があり、1番と3番の両方をこなせる柔軟性もチームに安心感をもたらした。

2025年春、アーリーエントリーで浦安D-Rocks入り。大学卒業を経て、2024-25シーズン第13節埼玉パナソニックワイルドナイツ戦、同15節静岡ブルーレヴズ戦でリーグワン公式戦初出場。ここまで2キャップを重ねた。代表クラスの選手との対峙を「挑戦と試練の連続」と捉えつつ、フィジカル・マインド両面のさらなる成長に意欲を示す。