石田楽人

スクラムでチームを牽引し、セットプレーの安定感をもたらすプロップ。桐蔭学園高校で花園準優勝に貢献し、専修大学ではFWリーダーも務めた。2020年にクボタスピアーズへ加入し、NECグリーンロケッツ東葛を経て2023-24シーズンからは浦安D-Rocksに移籍した。

プロップとして注目されるのは、スクラムの押し合いで見せるフィジカルの強さとブレイクダウンでの執念。ロースコアの接戦でも集中力を切らさず、重要局面での粘り強い働きがコーチ陣から信頼されている。ジュニアジャパンや年代別日本代表で培った技術と、冷静に全体を読む戦術眼を武器に、最前線からゲームの雰囲気を変えるキープレーヤーとなった。

2024-25シーズン終了時点で公式戦34キャップを積み上げている。昨季も安定したパフォーマンスでディビジョン1残留を争うチームの屋台骨を担い、若手への模範も示すなど、精神的支柱として不可欠な存在となりつつある。