松永貫汰

キレのあるランニングで高校時代からU20セブンズ日本代表に選ばれるなど注目されてきた逸材。高校卒業後、筑波大学へ進学し、2年時にはイタリアで行われたユニバーシアードの7人制日本代表にも選ばれて優勝に貢献。4年時にはキャプテンを務めた。

2022年にコベルコ神戸スティーラーズへ。強いフィジカルとクイックネスを武器に、2022-23シーズンは開幕戦横浜キヤノンイーグルス戦で初先発出場と初トライを記録し、鮮烈デビューを飾った。2023-24シーズンは全16試合にフル出場を果たし、リーグワンでゲインメーター1位、ラインブレイク2位と主要スタッツ上位に名を連ねるなど大ブレイク。2024-25シーズンも第17節を除く20試合にウイングやフルバックで出場し、11トライをマーク。第5節浦安D-Rocks戦では3トライを挙げる活躍を見せた。

小柄な体格を生かした低重心のランとステップで、“和製コルビ”の呼び声も高い。日本代表候補にも選出されており、自ら「小さくても世界で通用する姿を見せたい」と語る。兄は東芝ブレイブルーパス東京に所属する松永拓朗。兄弟で日本代表入りに期待がかかる。