植田和磨

明石ジュニアラグビークラブで4歳から楕円球を追い始め、高校は報徳学園でウイングとして3年連続花園出場。近畿大学進学後は1年からレギュラーを獲得し、リーグ戦で11トライをマークしてトライ王に輝いた。以降も巧みなステップとキレのある走りで2年、3年と8トライ、4年でも7トライをマーク。関西大学Aリーグで4年連続ベストフィフティーンに選出された。

2024年にはパリ五輪7人制日本代表に唯一の学生として選出され、4試合に出場。2025年にはコベルコ神戸スティーラーズ入団。第15節浦安D-Rocks戦で途中出場しリーグワンデビューを果たすと、続く第16節相模原ダイナボアーズ戦では先発し初トライをマーク。ウイングとして7試合に出場し、チャンスを数多く創出した。

シーズン終了後には初めて15人制日本代表にも招集され、6月のマオリ・オールブラックス戦ではJAPAN XVとしてウイングで出場、2トライを挙げる活躍を見せた。爆発的なスピード、さらに跳躍力と反応の早さでハイボールキャッチも得意。神戸Sのみならず、日本代表のトライゲッターとして成長に期待がかかる若手注目株だ。