アタアタ・モエアキオラ

強靭なフィジカルと爆発的なスピードを兼ね備えるトライゲッター。トンガ出身で、留学生として来日し目黒学院高校へ。東海大学進学後はU20日本代表としてワールドラグビーU20チャンピオンシップ2016に出場し、南アフリカ戦でハットトリックを達成、大会通算6トライをマークした。

大学4年時にはキャプテンとしてチームを関東リーグ優勝へ導き、リーダーとしても成長を遂げた。2019年に大学卒業と同時にスーパーラグビーのチーフスへ。スーパーラグビーで8試合に出場した後、神戸製鋼コベルコスティーラーズの一員となった。ウイングをメインに、センターでもプレーし、チーム事情により大学の時以来というナンバー8で起用されることも。

入団以来、順調に出場を重ねてきたが、2023-24シーズンの開幕直前に膝の前十字靭帯を断裂し、復帰は2024年夏。チームからNPCのマナワツ・ターボスへ派遣され、ニュージーランドで試合勘を取り戻し、リーグワン2024-25では14試合に出場、チーム最多タイとなる11トライをマークした。

日本代表としては2016年のアジアラグビーチャンピオンシップ韓国戦で初キャップを獲得、2019年ワールドカップでは日本代表メンバー入りするも、結局出番がなかった。自身は日本代表としてワールドカップに出場する夢をまだ諦めてはいない。大きな目標に向かって、モエアキオラはこれからも進化し続ける。