李承信

高校2年の時に高校日本代表入りし、3年時には花園出場を経験。帝京大学1年時にジュニア・ジャパンのキャプテンとして出場したワールドラグビーパシフィックチャレンジ2020で大きな刺激を受け、ニュージーランドへの留学を志すも、コロナ禍により断念せざるを得なくなり、2020年に戸製鋼コベルコスティーラーズに入団した。

高いレベルで揉まれて一気に成長曲線を描き、入団2年目のリーグワン初年度にバイスキャプテンに就任して全13試合（3試合はコロナの影響で中止）に出場。2022年6月には日本代表入りし、ウルグアイ戦で初キャップを獲得した。フランス代表との一戦でも司令塔として堂々たるプレーを見せ、2023年のワールドカップの日本代表メンバーに名を連ねた。

ただしワールドカップでは1試合の出場に終わり、2027年大会に賭ける思いは強い。第2次エディー・ジャパンでも高い評価を受け、テストマッチ出場を重ねている。

日本代表では10番を背負うも、神戸SではSO、CTB、FBでプレー。どのポジションでも安定したパフォーマンスを見せる。2024-25シーズンはブロディ・レタリックとともに共同キャプテンに就任。リーグワンがはじまってからチーム史上最高順位である3位進出に貢献した。高いキック精度、鋭いラン、フィールド全体を見渡す広い視野とプレーメイカーに必要な要素を持ち合わせ、日本ラグビーを牽引する存在だ。