中島イシレリ

トンガ出身。流通経済大学卒業後にNECグリーンロケッツでプロラグビー選手としてのキャリアをスタートさせ、2015年神戸製鋼コベルコスティーラーズへ移籍。同年、日本国籍を取得した。NO8としてグラウンドに立ち続け、パワーあふれるプレーでトップリーグ2018-2019の優勝の原動力となった。

それまではバックローでプレーしていたが、2019年より当時の総監督ウェイン・スミスの助言もあり、高校時代に経験したことのある左プロップに転向。パワフルなフロントローとして日本代表入りを果たし、2019年ワールドカップに出場した。

リーグワン初年度からレギュラーとして活躍するも、ここ2シーズンは後輩の髙尾時流に先発を譲る。特に2024-25シーズンは足を負傷するなどコンディション面が万全でなく、3試合の途中出場に終わった。これまで神戸Sで出場した公式戦数は87試合。目標とする100キャップ達成まで、あと13試合。今シーズンもエナジーを発し、スクラムとボールキャリーの激しさで勝利に貢献する。

グラウンドの外では日本語を流暢に操り、明るいキャラクターでチームメイトのみならずファンから愛される存在だ。