山下裕史

2008年の入団以来、スクラムの最前列で体を張り続ける。リーグワン2023-24の第16節三重ホンダヒート戦で、NECグリーンロケッツ、NTTドコモレッドハリケーンズ等で活躍した久富雄一氏の持つ歴代最多出場記録177を更新し、178試合を達成。2024-25シーズンも20試合に出場し、記録を198に伸ばした。

日本代表としても51キャップを積み上げ、2015年ワールドカップで南アフリカに勝利したメンバーとしても知られる。さらにスーパーラグビーのチーフスやサンウルブズでもプレーし、国際経験も豊富だ。

社員選手として社業を行いながら、出社前に早朝トレーニングを行うなど真摯に取り組む姿勢やプレーで若手に模範を示し、グラウンド内外で信頼を集める。継続的なトレーニングで今シーズンも始動日に行われたフィットネス測定で自己ベストを叩き出し、シーズン中に40歳の誕生日を迎える大ベテランながら今も進化を止めない。圧倒的なスクラムの安定感、強さ、経験値の高さで、チームのみならず日本ラグビー界に揺るぎない存在感を示し続けている。

愛称は“ヤンブー”。ケガをしない秘訣は、交代浴。趣味はサイクリングで、オフにはチームの自転車仲間と淡路島や琵琶湖を一周してロングライドを楽しんでいる。