ジョアぺ・ナコ

伸びやかな走りが魅力のフィジー出身の走り屋。クイーンビクトリアスクールから留学生として大分東明高校に入学し、花園の舞台を経験。進学した日本大学でも1年時から公式戦に出場し、4年時は副キャプテンとしてチームを牽引した。

その後、2024-25シーズンの途中にアーリーエントリーで三菱重工相模原ダイナボアーズに加入。2025年2月22日の第9節埼玉パナソニックワイルドナイツ戦でリーグワンデビューを飾ると、第18試合までの9試合ですべて先発出場を果たし、3トライを挙げる活躍を見せた。局面を打開するXファクターとして、チームの欠かせぬ武器となった。

高校時代に寮で鍛えられたおかげで流暢に日本語を話し、フィジアンらしいのどかな性格とユーモアあふれるキャラクターで先輩プレーヤーから可愛がられている。一方でプレーヤーとして底知れぬポテンシャルを秘めており、将来の日本代表候補として多くの期待を受ける。ここからさらに大きく羽ばたいてほしい大器だ。