ハニテリ・ヴァイレア

強さとしなやかさ、質の高いスキルを合わせ持つ才能豊かな若手BK。トンガのトゥポウカレッジから青森山田高校に入学し、2年時に部史上初の花園出場を果たす。大東文化大学進学後も関東大学リーグ戦を代表するBKプレーヤーとして下級生時から幅広い活躍を見せ、4年時は7トライ31ゴール1PG、計100点を挙げて得点王に輝くとともに、チームを7季ぶりのリーグ優勝に導いた。

2024-25シーズンの途中にアーリーエントリーで三菱重工相模原ダイナボアーズに加わると、2025年2月9日の第7節トヨタヴェルブリッツ戦でリーグワンデビューを果たし、アーリーエントリー選手の出場第1号に。以降もメンバーに定着し、トータル10試合でプレーした。浦安D-Rocksとの最終節では13番で先発し、2トライを挙げる活躍を見せている。

持ち味は下半身の強さを生かしたパワフルなボールキャリーだが、小刻みなショートステップで相手の芯をずらして前に出る器用さがランナーとしての魅力だ。キックも正確で、精度の高いプレースキックだけでなく、フィールドでのキックパスなどでもチャンスを創出する。プレシーズンから活動に参加する今季は、より強みを発揮してチームに貢献するシーンが増えそうだ。