山下真之介

流通経済大学柏高校で2年時から花園の芝を踏み、3年時はスタンドオフとしてベスト8に進出。進学した立命館大学でも下級生時から出場機会をつかみ、4年時は共同キャプテンとしてチームの先頭に立った。関西リーグ5位で大学選手権出場はならなかったものの、チームを的確にリードするパフォーマンスで印象を残した。

そして2024-25シーズンの途中にアーリーエントリーで三菱重工相模原ダイナボアーズに加入。ハイレベルの競争の中で実力をアピールし、第18節の浦安D-Rocks戦で途中出場を果たして早くもリーグワンデビューを飾った。プレータイムは8分余りと限られた時間だったが、国内最高峰の舞台に立った経験は、若きプレーメイカーの成長を加速させる糧になるはずだ。

持ち味はスペースを見極める視野の広さと多彩なスキル。みずから持って仕掛ける力もあり、攻撃的なプレーで勢いを生み出せる司令塔だ。フルバックをカバーできる万能性もあり、チームの層を厚くする存在として期待がかかる。