坂本侑翼

流通経済大学柏高校時代からタフなタックラーとして知られ、流通経済大学でも下級生時から公式戦で活躍。4年時はキャプテンを務め、関東大学リーグ戦で2位の成績を収めた。大学選手権3回戦で筑波大学と演じた19-19の死闘は、そのシーズンの大学ラグビーの名勝負として強い印象を残した。

そんな坂本侑翼の名が全国のラグビーファンに知れ渡ったのは、三菱重工相模原ダイナボアーズに加入して2年目の2022-23シーズンだ。ディビジョン1昇格1年目にして開幕から快進撃を続けるチームにあって出色のパフォーマンスを見せ、迷いなく相手に突き刺さる猛タックルで一躍時の人に。最終的には13試合に出場し、リーグ最多のタックル回数を記録した。

2023-24シーズンも10試合とコンスタントに出場を重ねたが、2024-25シーズンはケガもあってわずか2試合の出場にとどまった。しかしコンディションが戻れば重要な戦力になるのは確実で、170センチ台の和製フランカーとしても周囲から受ける期待は大きい。トレードマークのハードタックルで、レギュラー再奪取に挑む。