山極大貴

日本人選手としてはリーグワン最長身の198センチの高さを誇り、セットピースの攻防で存在感を発揮するビッグマン。保善高校でラグビーを始め、専修大学で頭角を表してシニアレベルでプレーする道を拓いた。2020年にNECグリーンロケッツに加入すると、初年度の2021シーズンのトップリーグ開幕戦からスタメンで出場。その後も順調に試合数を重ね、FWの主力へと成長した。

2024-25シーズンはシーズンの途中からリーダーの役割を担い、第9節の日野レッドドルフィンズ戦ではゲームキャプテンも務めた。主軸にケガが相次ぐ状況にあって最前線で体を張り続け、攻守にわたり存在感を発揮。最終的にチームはディビジョン2の3位という結果に終わり、ディビジョン1昇格の悲願は果たせなかったが、その奮闘ぶりはシーズンを通して強い印象を残した。

そして2025-26シーズン、心機一転を期して三菱重工相模原ダイナボアーズへ移籍。以前から目標に掲げる日本代表入りに向け、新天地でのプレーに強い意気込みを見せている。プレシーズンで負ったケガの影響でしばらくはフィールドから遠ざかることとなったが、持ち前の精神力で力強く復活を遂げてくれるはずだ。