ウォルト・スティーンカンプ

身長203センチの高さを生かし空中戦を制圧する三菱重工相模原ダイナボアーズの”タワー”。南アフリカのブルズから2022年に来日し、2022-23シーズンの第1節リコーブラックラムズ戦でリーグワンデビュー。以降、圧倒的な高さとフィジカルを武器にFWの主軸に定着し、初年度は15試合に出場した。

その後も2023-24シーズンは14試合、2024-25シーズンは13試合と着実に出場数を重ね、リーグワン公式戦のキャップ数は42に到達。セットプレーはもちろん、頑健なボールキャリーや献身的に体を張るディフェンスでも存在感を発揮し、いまや相模原DBの欠かせぬ大黒柱となっている。

来日4シーズン目で日本のラグビーにもすっかり慣れ、早いテンポの展開や低いプレーにもしっかりと対応。パフォーマンスの波が少なく、どの相手とのどんな試合でも安定して力を発揮できる点もプレーヤーとしての大きな強みだ。南アフリカのFWらしく勤勉に動き、激しく体を当て続けるハードワークでもチームメイトのお手本となっている。今季も最前線でチームを力強く牽引してくれるはずだ。