安恒直人

福岡高校時代は主にスタンドオフとしてプレー。一般入試で早稲田大学に現役合格を果たし、入学後に接点の強さを買われてFWへと転向した。さらに2年時にはバックローからフッカーへと持ち場を移す。同期で同ポジションの佐藤健次（埼玉パナソニックワイルドナイツ）の存在もあってリザーブに回ることも多い中、たゆまぬ努力で学生トップクラスのマルチFWへと成長。晴れて三菱重工相模原ダイナボアーズでリーグワンプレーヤーとなった。

選手としての持ち味は、スタンドオフ時代に培った多彩なスキルと優れたゲームセンス。ウエートトレーニングで鍛え上げた体の強さも合わせ持ち、攻守にわたって積極的にボールに絡んで攻撃にアクセントをつける。もちろん福岡高校伝統の出足鋭いタックルも大きな武器だ。

アーリーエントリーで加わった昨季は出場機会をつかめなかったが、本格参戦となる2025-26シーズンにかける意気込みは強い。宮里侑樹、李承爀、佐川奨茉らとの激しいポジション争いを勝ち抜き、リーグワンデビューを果たしたい。